海洋生態系変動の謎に挑む

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地球温暖化は海洋生態系や水産資源にどのような影響を与えるのか?
マイワシの大規模な資源変動はなぜ起こるのか?
エチゼンクラゲの大量発生の要因は何か?
黒潮が持つ生物地球化学的意味とは何か?
波浪が海洋表層の生物生産に果たす役割とは?
震災は三陸沿岸域の海洋環境をどのように変えたのか?

海は身近な存在で豊かな恵みをもたらしてくれますが、時として牙をむき大きな災害をもたらします。身近な存在でありながら多くの謎に包まれた海。研究室では、最先端のモデルと観測から海洋生態系の変動メカニズムの解明に挑んでいます。また、2011年3月の震災が三陸沿岸域の海洋環境に与えた影響を調べて、地域漁業の早期復興に貢献するため、研究室では、岩手県大槌湾内に観測ブイを係留・設置して風、波浪、水質のリアルタイムモニタリングを実施しています(大槌湾モニタリングのページ)。

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記事一覧

6月7日
文科省東北マリンサイエンス拠点形成事業の一環として岩手県大槌湾内に2012年10月に係留設置してリアルタイムモニタリングを実施してきた風速計付きGPS波浪ブイと表層・底層水質ブイを撤収しました。モニタリングデータは、大槌湾内の波浪や海洋環境の実態解明に貢献するとともに、地域の漁業者の皆さんに活用されてきました。この場を借りて、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
5月20日~25日
千葉市幕張メッセで開催されたJPGU-AGU Joint Meeting 2017 (日本地球惑星科学連合とアメリカ地球物理学連合の合同大会) において博士課程2年の坂本達也さんが、「Reproducing migration history of Japanese sardine using otolith δ18O and a data assimilation model」と題して招待講演を行いました。小松幸生准教授は、「Biogeochemical impacts of isopycnal nitrate transport along the Kuroshio」、「Topography-dependent relation between offshore wind field and swell-dominant surface waves observed inside bays on the Sanriku ria coast of Japan」の2題の講演を行いました。
4月17日~18日
東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの共同利用研究「沖合からの波浪と海流が大槌湾内の物質循環に与える影響の解明および海鳥を用いた海象・気象観測システムの精度検証 (代表:小松幸生)」の一環として、博士課程1年の薬師寺雄樹さんと大槌湾内における船底防汚物質の分布予備調査を行いました。また、湾内で稼働中の水質ブイと波浪ブイの洋上メンテナンスを行いました。
3月6日~11日
博士課程1年の坂本達也さんが、カナダのビクトリア市で開催された国際シンポジウム “Drivers of dynamics of small pelagic fish resources” において、”Reproducing migration history of Japanese sardine using otolith δ18O and a data assimilation mode” のタイトルで口頭発表を行い、BEST ECSPRESENTATION AWARDを受賞しました。
1月19日
小松幸生准教授が、東京大学大気海洋研究所共同利用研究集会「黒潮域における混合と栄養塩供給・生物生産へ与える影響」において、「黒潮NutrientStream:源流から続流域の構造・硝酸塩輸送・変動と生物生産へのインパクト」と題して基調講演を行いました。
2016年11月29日~12月1日
小松幸生准教授が、東京大学と国立台湾大学との合同会議に参加し、また、国立台湾大学海洋研究所の海洋物理グループと共同研究の可能性について協議しました。
2016年11月26日~27日
小松幸生准教授が、東京海洋大学で開催された水産海洋学会2016年度研究発表大会に参加し、「黒潮域における水平拡散係数の実態について」と題して口頭発表を行いました。
2016年11月18日
小松幸生准教授が主たる共同研究者として申請していた平成28年度戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題「サイバーオーシャン:次世代型海上ナビ機構(代表:佐藤克文東京大学大気海洋研究所教授)」が採択されました。この課題は、研究領域「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」の中の課題で、小松幸生准教授は、海鳥による海象・気象観測システムの精度検証を担当します。
2016年11月14日
小松幸生准教授が主担当の自然環境学専攻の集中講義「海洋生態系モデリング」を開講しました。
2016年11月4日
小松幸生准教授が、東京大学大気海洋研究所共同利用研究集会「バイオロギングと海洋・大気変動予測の未来 ―Sustainability Initiative in the Marginal Seas ofSouth and East Asia (SIMSEA)の推進に向けて」に参加し、「バイオロギングによる波浪現場観測」と題して、本年9月に実施した新青丸KS-16-13航海のデータをもとに、海鳥による波浪計測の実現可能性について講演しました。
2016年10月24日~26日
東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの共同利用研究「大槌湾内外の波浪・海流・水質の変動過程の解明および海洋高次捕食動物を用いた海象・気象観測システムの構築 (代表:小松幸生)」の一環として、同センターの田中潔准教授と水質ブイのメンテナンスと波浪ブイの再設置作業を行いました。
2016年10月3日~4日
博士課程1年の坂本達也さんが、米国スクリプス海洋究所で開催された同研究所と大気海洋研究所との合同シンポジウムにおいて、"Reproducing migrationhistory of Japanese sardine using otolith δ18O and a data assimilationmodel" のタイトルでポスター発表を行いました。
2016年10月3日
小松幸生准教授が農学部の講義「生物海洋学」の第2回目を担当し、「海の流れと生態系」のタイトルで授業を行いました。
2016年9月26日~28日
名古屋工業大学で開催された日本流体力学会年会2016において、小松幸生准教授が田中潔准教授との共同研究で「三陸リアス湾内におけるうねり性波浪と沖合海上風の関係」と題して口頭発表を行いました。
2016年9月12日~14日
鹿児島大学で開催された日本海洋学会2016年度秋季大会において、小松幸生准教授が田中潔准教授との共同研究で「三陸内湾域における波浪と沖合海上風との関係」と題したポスター発表を、水産研究・教育機構中央水産研究所の廣江豊さんとの共同研究で「高解像度漂流ブイによる黒潮域における水平拡散係数のスケール依存性」と題したポスター発表を行いました。
2016年9月5日~23日
博士課程1年の坂本達也さんが、水産研究・教育機構中央水産研究所の「秋季の北西太平洋におけるマサバ等小型浮魚類資源調査(代表者:同資源評価グループ由上龍嗣)」に参加し、北海道教育庁渡島教育局所属の北鳳丸に乗船しました。
2016年9月4日~16日
東北海洋生態系調査研究船「新青丸」のKS-16-13次航海「海鳥を用いた海象・気象観測システムの構築及び 陸棚縁辺における海底境界流の実態解明(代表者:小松幸生)」に小松幸生准教授と修士課程1年の峯俊介さんが乗船参加しました(写真はこちら)。本航海では、佐藤克文教授と共同で、GPSや各種モーションセンサ等の小型センサを取り付けたオオミズナギドリを沖合から放鳥して、海上風、波浪、表面流を海鳥によって自動計測するシステムの精度検証を外洋において世界で初めて実施し、また、柳本大吾助教と共同で、三陸陸棚縁辺において曳航式ADCP(超音波流速計)を用いた海底境界流の観測を実施しました。前々航海(KS-16-11次航海)時に発生したエンジントラブルの原因が出港日になっても特定されず、一時は航海中止の可能性もありましたが、何とか10日に出港することができました。結局、当初の予定の半分の航海日数になってしまいましたが、船員はじめ関係各位の努力とそして何より乗船研究者の熱意が実り、充実した観測を実施することができました。