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研究のハイライト2008-2010

全体構想・目的

北太平洋亜寒帯海域における強い潮汐混合の実態と海洋大循環・物質循環・生物生産に果たす役割を明らかにし、潮汐18.6年周期振動が海洋・気候に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、次の研究をおこなう。1) 潮汐による鉛直混合が大きいと予想されている千島列島・カムチャッカ・アリューシャン列島・ベーリング海・黒潮続流域などにおいて鉛直混合・化学物質・生物分布及び海流の観測を行うとともに、潮汐及び潮汐混合をモデル化し、観測とモデルを併せて鉛直混合・物質輸送を定量化する。2) 過去の観測データを用いて海洋・気候の長周期変動と潮汐18.6年周期振動との関係を明らかにする。観測に基づいて潮汐混合の効果や潮汐18.6年振動を組み込んだ 3) 高精度海洋循環モデル及び 4) 大気海洋海氷結合モデルを開発し、亜寒帯海域の潮汐混合や潮汐18.6年変動が海洋循環・生態系及び気候に及ぼす影響を明らかにする。

研究組織

研究代表者 安田一郎・東京大学・大気海洋研究所・教授 研究の総括・乱流観測
研究分担者 羽角博康・東京大学・大気海洋研究所・准教授 気候モデル
研究分担者 小松幸生・東京大学・大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻・准教授 海洋モデル・データ同化・生態系解析
研究分担者 渡辺 豊・北海道大学・大学院地球環境研究院・准教授 化学トレーサ観測
研究分担者 西岡 純・北海道大学・低温科学研究所・准教授 鉄・栄養塩観測
研究分担者 中塚 武・名古屋大学・環境学研究科・教授 ロシア船観測・長期資料解析
連携研究者 廣江 豊・独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所・研究員 曳航式CTD観測
連携研究者 勝又勝郎・独立行政法人海洋研究開発機構・地球環境観測研究センター研究員 観測プロセスモデル
連携研究者 中村知裕・北海道大学・低温科学研究所・講師 潮汐・乱流モデル
連携研究者 建部洋晶・独立行政法人海洋研究開発機構・地球環境変動領域・次世代モデル研究プログラム・研究員 気候・海洋モデル解析
連携研究者 伊藤幸彦・東京大学・大気海洋研究所・助教 乱流観測
ロシア側研究協力者 ユリ・ボルコフ・ロシア極東水文気象研究所・所長 ロシア船観測
特任研究員・連携研究者 長船哲史・東京大学・大気海洋研究所 長期資料解析・観測・長期変動モデル
特任研究員・連携研究者 田中祐希・東京大学・大気海洋研究所 潮汐モデル・観測・潮汐-気候モデル開発
特任研究員・連携研究者 池谷 透・東京大学・大気海洋研究所 硝酸塩プロファイラ観測・海洋生物生産
特任研究員・連携研究者 西川 悠・東京大学・大気海洋研究所 海洋-生態系変動解析
大学院生 金子 仁・東京大学・大気海洋研究所 乱流計観測・物質循環解析
大学院生 八木雅宏・東京大学・大気海洋研究所 乱流計観測・密度逆転による乱流強度推定
大学院生 田中雄大・東京大学・大気海洋研究所 乱流計観測・グリーンベルト維持過程
大学院生 近田俊輔・東京大学・大気海洋研究所 乱流計観測・気候変動解析